最終更新日:2023年5月16日

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平成21年第4回三好町議会定例会

写真:久野町長あいさつ

三好町長
久野知英

町長あいさつ 

おはようございます。

開会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 

本日ここに、平成21年第4回三好町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、師走を迎え何かとご多用の中、ご出席を賜り、開会できますことを厚くお礼申し上げます。

平成21年も残すところ、3週間余りとなりましたが、この一年、議員各位をはじめ町民の皆さまのご理解とご協力により町政を推進することができました。心から感謝を申し上げます。

 

さて、私事ではありますが、去る11月15日、任期満了に伴う町長選挙におきましては、議員各位ならびに町民の皆さまをはじめとして、各方面から力強いご支援と、ご厚情を賜り、引き続き町政を担当させていただくこととなりました。

わたしは、これまでの2期8年間「心の通う対話とガラス張りの町政」を基本姿勢として、いつも笑顔で暮らせる「明るく住みよいまちづくり」を推し進め「夢と緑と活力あるまち」の実現を目指し、誠心誠意取り組んでまいりました。こうして、ここまで来られたのも一重に、皆さまのご支援とご協力のお陰であると深く感謝を申し上げる次第です。

これまでの8年間は、皆さまとの「協働」を掲げ、行政運営を推し進めてまいりました。私は三期目の町長選挙に臨むにあたり、町民の皆さまとの「信頼」と「協働」をキーワードに “新たな歴史を創造する”ため6つの政策、65項目の公約を掲げ、マニフェストを発表させていただきました。

地方分権が進展する中にあって、地域の特性や特色を生かした魅力あるまちづくりを推し進めるために、町民の皆さまとの対話を重ね、信頼関係を築いていくとともに、皆さまと一緒になって安全で安心できるまちづくりに取り組むという私の基本姿勢として、皆さまとの「信頼」と「協働」をキーワードに掲げさせていただいたものです。 

わが町は、ご承知のとおり平成22年1月4日に市制を迎え、市として新たな歴史の第一歩を踏み出します。非常に厳しい財政状況の中でのスタートです。

 

ここでマニフェストに掲げました6つの政策について、その一端を申し述べさせていただきます。

一つ目は「環境」です。「人と自然が共生する心地よい環境」づくりへの取り組みであり、水と緑の自然を大切にし、人と自然が共生できる「みよし」らしい循環型社会を目指します。

里山保全と緑化指定では、町内に残る貴重な里山などの活用と保全を図るため、緑化指定を行うとともに、皆さまとの協働による保全組織の育成支援を行い、「緑の基金」を創設いたします。

また、全ての保育園庭の天然芝生化を行うとともに、地球温暖化防止対策では「住宅用太陽光発電システム」「低公害車購入」「高効率給湯器設置」など、地球環境に良いと思われる補助事業は引き続き積極的に行ってまいります。

 

次に二つ目は「暮らし」です。「誰もが健康で生きがいのある暮らし」への取り組みで、思いやりとふれあいの中で、誰もが生涯を通して生きがいを持って健康に暮らせるまちを目指します。

取り組みの一つとして、障がい者の自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう、民間による「障がい者支援施設(仮称)第二しおみの丘」の整備を支援してまいります。

このほか、妊婦の産後の健康管理の充実と育児に関する不安を解消するため、産後検診の助成制度を新設します。

また、安心して必要な医療が受けられるよう、中学三年生までの子ども医療費助成を継続してまいります。

 

三つ目は「安全安心」です。「安全で安心して住み続けることができる地域」づくりへの取り組みで、高齢社会到来の中で、さんさんバスの路線拡充や地域力を高めて、災害や犯罪・事故のない地域社会を目指します。

まず防災では、地震の被害から町民の生命と財産を守るため、地区施設や民間住宅の耐震診断・耐震改修を促進してまいります。また、被害が想定される箇所や避難場所の位置、避難経路などを地図化した防災マップを作成します。

大規模な地震の発生に備え、個人情報を守り、行政機能を維持し、防災・災害復興拠点としての機能を果たし得る施設としての新庁舎の建設につきましては、社会経済情勢を見極めて、着手のタイミングを計り、皆さまに情報提供しながら進めてまいります。

防犯では、犯罪の減少を目指すとともに、町民の防犯意識の高揚を目指した安全なまちづくりを促進するため、(仮称)三好町安心ステーションの建設に合わせて、交通防犯指導員を配置し犯罪のない地域づくりに全力を傾注してまいります。

 

四つ目は「魅力」です。「魅力ある活力とにぎわいのまち」の創造に向けた取り組みで、「みよし」の歴史文化や社会資源を活かして、愛着と誇りを持てる魅力をつくり培い、いきいきとしたにぎわいのあるまちを目指します。

経済状況の先行きは、依然予断を許さない厳しい状況下ではあります。こうした経済状況であるからこそ、みよしの活性化をより一層活発にしていかなくてはならないと考えます。特に、中心市街地の活性化は、これからのみよしにとって重要な課題です。にぎわいを創出できるような中心市街地の整備を促進し、商工会や関連団体と連携を図りながら、活性化を進めてまいります。

また、高齢化が進む中、農地の荒廃が進んでおり、遊休農地を積極的に解消し、担い手はもちろん、土に魅力を感じる人を育てていかなくてはなりません。

 

五つ目は「人育て」です。「社会と次代を担う自立した人材の育成」への取り組みであり、心身ともに健やかで、個性豊かで社会性のある子どもたちを育て、一人一人が地域社会や各分野で活躍できるまちを目指します。

まちづくりは、人育てです。まちを少しでも良くしようという意識を持った人材は、地域にとってかけがえのない財産です。次代を担う人材を育てるため、小学校三年生までの35人学級の実施や少人数指導による授業などの教育環境を整備し、きめ細かな学習指導を行い、基礎・基本の習得、学力向上を目指した教育に取り組みます。

また、将来を担う小中学生の代表により、子どもたちから見たみよし市のまちづくりについて、質問や要望を直接聴く機会として「子ども議会」を開催します。

さらに、さまざまな保育ニーズに対応するため、病児や病後児保育の保育サービスの充実にも取り組んでまいります。

 

六つ目は「協働の推進」です。「市民と行政の協働による自立した自治体経営」の実現に向けた取り組みであり、市民と行政の協働により、わかりやすく、効果的な行財政経営を効率的に行うことを実現してまいります。市民自治の確立とともに「いつまでも住み続けたいみよし市」にするためには、住民の皆さまとの協働をより推進する必要があり、コミュニティや市民活動の醸成と合わせて市民参加が重要となってまいります。

地域を活性化させるため、自治基本条例の基本原則に基づく市民主体のまちづくりを進める組織として、小学校区を単位とした地区コミュニティ組織の再編を地域住民の参画と協働により進めてまいります。合わせて地域住民自治組織の充実・強化を図るための支援を行ってまいります。

また、無駄や非効率がないかを常に意識し、事務事業を検証することにより、自治体経営の意識を全職員が持つこと、すなわち意識改革をすることが最大の行政改革につながっていくものと考えます。

さらに、行政への理解を深めていただくとともに、まちづくりに関するご意見をお聴きすることにより、市民参加の協働によるまちづくりを推進するため、ふれあい座談会を継続して開催してまいります。

 

マニフェストに掲げた65項目につきましては精力的に取り組み、前倒しできる事務事業はできるだけ前倒しで取り組み、皆さまにお約束した目標の実現・実行に向けて、より一層、開かれた行政運営のため、行政情報の「共有」に努めるとともに、皆さまとの「信頼」と「協働」により、いつまでも住み続けたいまちとの評価がいただけるよう、誠心誠意、取り組んでまいりますので、議員各位ならびに町民の皆さまのご支援とご協力をお願いいたします。

 

さて、今年一年を振り返ってみますと、世界的な金融危機の影響による日本経済の低迷、国境を超えた世界規模での感染の広がりを見せた「新型インフルエンザ」の大流行など、生活を脅かす「危機感」について改めて痛感させられた年でありました。

また、本町では、大雨による水害や、いつ、どこで起きるか分からない地震などによる大きな災害の発生はありませんでしたが、災害を含めて常に危機管理意識を持ち、緊急時に迅速な行動がとれるよう備えるようにしてまいります。

安全・安心の確保は、皆さまの生活に直結する極めて重要な課題であり、安全で安心なまちづくり施策の一層の充実・強化を図ってまいります。

今後も、皆さまとの「信頼」と「協働」により、新たなる歴史を創造するまちづくりを推し進めてまいりますので、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

さて、今定例会に提出いたします議案は、

  • 条例の一部改正5件 
  • 平成21年度補正予算8件
  • 和解することについて2件
  • 規約の変更6件
  • 指定管理者の指定1件
  • 報告1件

の23案件であります。

 

補正予算に計上させていただいた主な事業は、政策推進に係る事業や緊急を要する事業であり、低公害車普及促進事業や住宅用太陽光発電システム設置事業などの補助事業、新型インフルエンザ予防接種事業の緊急に皆さまの安全安心に配慮した事業であります。

各議案の詳細につきましては、後ほど、副町長ほか、担当部長よりご説明を申し上げます。

最後になりましたが、今定例会に提出いたします各議案につきまして、慎重審議のうえ、原案どおり可決をいただきますようお願い申し上げまして、開会のあいさつといたします。

お問い合わせ

部署名:経営企画部秘書広報課(秘書担当)  

電話:0561-32-8032

ファクス:0561-34-6008

メールアドレス:hisho@city.aichi-miyoshi.lg.jp

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