最終更新日:2016年4月14日

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会議結果 

次の附属機関等の会議を下記のとおり開催した。

附属機関等の名称

 平成27年度第2回みよし市文化財保護委員会

開催日時

 平成28年3月17日(木曜日) 午後1時00分から午後2時00分まで

開催場所

 みよし市役所3階研修室 

 

出席者

 

(委員長)石川芳秋

(委員)岡本洋子、鈴木昭、鈴木睦子、酒井孝芳

今瀬教育長

(事務局)

 塚本教育部長、鈴木教育部次長、神谷資料館長、林資料館副主幹、嘉見資料館主任主査、塚本資料館主査、野々山資料館主事

次回開催予定日

 ―

問い合わせ先

 教育行政課資料館係 担当者名 林

 電話番号 0561-34-5000

 ファックス番号 0561-34-5150

 メールアドレス shiryoukan@city.aichi-miyoshi.lg.jp

下欄に掲載するもの

議事録全文

要約した理由

審議経過

【議事】

 1.文化財資料購入について

 2.その他

 

 <典礼>
ただいまから平成27年度第2回みよし市文化財保護委員会を開催いたします。配布資料の確認でございますが、お手元に文化財保護委員会次第と書かれて綴じたものとそれからあいち山車図鑑を配布していますので、ご確認ください。
文化財保護委員会の会議は、みよし市附属機関の設置及び運営に関する要綱に基づき、個人情報に関わる事案の審議以外は公開することとなっておりますのでよろしくお願いします。傍聴人はありません。
それでははじめに教育長よりご挨拶をお願いいたします。

<今瀬教育長>
みなさん、こんにちは、お忙しいところ文化財保護委員会ということでお集まりいただきありがとうございます。今日は麻谷の作品等を選んでいただくわけですが2、3点近況報告ということでお話しさせていただきます。1点はあいち山車まつり協議会に参加させていただいたということで、これから、参加料しか払っておりませんので、いろんなところで参加していきたいと思っております。それからサンライブがいよいよオープンに向けてということでほぼ出来上がりまして4月1日からは図書館も準備に入りますので、ぜひ近いうちにみなさんに見ていただけるとありがたいかなと思っております。それからまたのちほどご説明があると思いますが、資料館もリニューアルオープンということで、古窯を中心とした体験型に作り替えます。予算獲得のときには半額に減らされそうでしたが、事務方ががんばってほぼ希望したとおりのリニューアルオープンをできそうですのでそれについては、またご意見をいただけたらと思います。最後にみなさま方文化財保護委員ということで任期がこれで終わるわけですがまた再任を引き受けていただきありがとうございます。また2年間よろしくお願いします。あのお一人は交代ということで今日、教育委員会会議で正式にご案内させていただいて4月からはまた新しいメンバーでということになるかと思います。それから本文化財保護委員関係から出ていただきました鈴木睦子委員におかれましては教育基本計画が改訂されましていろいろなご意見をいただき、そろそろ配布できそうなところまで参りましたのでまたよろしくお願いします。最後に今回、麻谷の作品が出てまいりましたので、本物であろうということでありますが皆様に見ていただいてみよしの宝として残していったらいいかどうかということで、ご意見いただきましてよろしければ、購入していきたいと思っております。またいろいろお世話になることばかりですがよろしくお願いします。
<典礼>
ありがとうございました。それでは、続きまして石川委員長よりご挨拶をよろしくお願いします。
<石川委員長>
御無礼します。私どもの任期の最後の限りとあいなりました。議題はご案内のように文化財の購入ということその1点でありまして、しかも今日は60分会議ということですので、積極的にご意見をだしていただきたいと以上お願いをしてご挨拶に代えさせていただきます。
<典礼>
ありがとうございました。それでは、これより会議に入ります。会議の取り回しの方を石川委員長お願いします。
<石川委員長>
では、ご無礼します。今日は、久野委員さん欠席ですけども、条例によって、本委員会は成立しますので、これから会を開くことにいたします。その前に議事録の署名は、例によって、委員長がしますが今回もそれでよろしいでしょうか。ご異議がなければ。
<全委員>
よろしくお願いします。
<石川委員長>
それでは、委員長が議事録署名にあたりますので、お願いをいたします。それでは、まず、今日の文化財資料購入について展示してありますので、まず、前にこの資料を配っていただきましたのでみなさんご覧にいただいたと思いますが、それ以外の説明をお願いします。
<事務局>
はい、資料館長神谷です。資料の1ページをお開きいただきたいと思います。購入予定文化財は、伊豆原麻谷の作品2点でございます。いずれも麻谷の作品であり、展示や研究資料とし活用するため、購入したいと考えております。委員の皆さまのご意見を求めます。購入予定の文化財資料については、担当の塚本より説明いたします。
<事務局>
失礼いたします。皆さまの後ろの方に展示させていただきました。左が窓側にある2幅の方が対幅で左側が麻谷の山水図で、こちら書の方が、頼山陽の七言絶句です。これが、七言絶句があってそれに対して麻谷が絵を描いたという作品になっております。そのいきさつについては、麻谷自身がそちらの讃の方に記してあります。なので、おそらく間違いがないだろうというところです。年代が入ってないのですが山陽と麻谷の交流が分かる資料だと思います。もう一幅のほうは、こちらの方は、80歳の時の作品でして、こちら山水図なのですけども人物が非常に細やかに書いてあるので、穏やかないい作品だと思います。どちらの作品も以前から開館当初からお世話になっている吉田俊英さん以前は名古屋市の博物館その後美術館に移られた後、奈良県の美術館の副館長をやられて、豊田市の美術館長を去年までやってみえた方が今年も見ていただいて麻谷の作品に関しては間違いないということで評価をいただいております。そちらの方は資料につけてありますので、ご一読いただければと思います。
<石川委員長>
先に配付していただきました資料をみられて何かお気付きの点、質問はありますか。麻谷作品は、現在資料館に80本近くありますが、その中で今回のように、頼山陽とのつながりがあるというのはなく、非常に貴重ではないかと私は思いました。では、現物を見ていただいて今から何かあったらお気付きの点をどうぞ。
<観覧>
<事務局>
箱書きがある作品でして、二重箱になっています。
<部長>
何て書いてある。
<事務局>
「研餘焦墨手方閑 試学倪家側筆山 始信雲林真面目 本来不在點皴間」とあり、山水の書き方についての一文になっています。
山陽自身も文人なのでそういった山水図を書くのは良くわかっていて、本来この詩というのは、山陽全集にも載っていたはずなのですけれども、自分に対しての詩だったものを麻谷に、こちらに為書きがあるのですが、麻谷に対して書かれたということで、麻谷と山陽の交流が良くわかる。もともと麻谷がこの1幅もっていたものをこちらの龍吟という人が欲しいよと言ったのであげることにしたのですがその時に麻谷の画もほしいといったので、これを書いたよということです。比較的若い時期の作品かなというところです。山陽と麻谷だと年齢がだいぶ離れているので交流のあった時期というのは40代50代ぐらいまで。その時期の作品かなというふうに思われます。
<部長>
麻谷老人って書いてない。
<事務局>
老人なのです。
<部長>
麻谷の方が、年が多いの?
<事務局>
麻谷の方がよっぽど若いです。
<鈴木昭委員>
2幅で25万円?
<事務局>
あわせて、セットでということです。
<鈴木昭委員>
今まで出てきたやつで一番高いね。
<事務局>
ここのとこ数年の間では。でも、三年前に買ったやつは、30でした。あれは、作品自体がよかったので。正直いうと山陽の書の方がよっぽど高いのですけど。持ってきた美術商もこちらだけで売ると好い値段が付くのだけどということをおっしゃっていました。資料的な価値を考えると2幅併せて買っていただいた方が当然よい。
<部長>
箱には、何て書いてある?
<事務局>
こちらは、両方とも由来が書いてあるのです。二重箱でして両方とも同じで龍吟という人が2幅をもっていることを理由として麻谷からもらったのだよということがズラズラと書いてある。こちらが良くわからないのですが雲厓という人が書いて、こちらが山陽の息子が書いています。間違いないなと。
<石川委員長>
これがいい。今までなかった。
<部長>
こっちが3万いくらだったか。あれは、3万いくらで単品だとそれだけしかないのか。
もうちょっとある?
<事務局>
比較的若書きなので、双幅でなく麻谷単品として出てきてももう少し高いと思います。もう1幅の山水図は、80歳の作品で、この年代の作品は結構残っています。
<部長>
いくつまで生きた。
<事務局>
83です。ただ晩年になればなるほど筆力が上がってくるので。今回、評価していただいた吉田俊英さんも改めておっしゃっていました。
<事務局>
下に人物の絵が描いてあります。これもなかなかいい。
<事務局>
80でこれが書けるなんてすごい。普通こういうところの人物は手を抜いちゃうというのが大半なんのですが麻谷は手を抜かないのでちゃんとひとが人に見えるというのはそれだけ技術がある。
<岡本職務代理>
麻谷はこれから価値が上がってくる方ですか。
<事務局>
麻谷は、ぜひ吉田さんも言っていたのですが、ぜひメジャーにして伊藤若冲とか曽我蕭白だとか今評判になっている江戸時代異端だと言われていた画家達なのでそれに近い部類でしたので、評価していきたいなと。
<岡本職務代理>
あの、莇生の方に聞いたのですが、何かおうちに麻谷の何か展示品が隠しているとか持っているとか
聴いたみたいなのですが、あの1軒1軒あさってみたら何かでてくるとか。
<事務局>
何人かうちが麻谷の家だと答えていますけど。
<部長>
これは箱書きもない?
<事務局>
箱書きはありますが、麻谷自身ではありません。
<部長>
これは、だれかが書いた。
<事務局>
筆者は不明です。麻谷が自分で箱書きをすることは、ほとんどありません。現在確認されているのは2点程度で、館蔵は1点です。麻谷は箱にはこだわりのない人だったようです。
<部長>
何でも鑑定団を見ていると箱書きあるといい。
<事務局>
箱書きあるとなしとでは全然ちがう。
<部長>
あと、いい仕事していますねと言われると、10倍くらい違う。
<教育長>
今から値段がどんと上がってこればよい。
<石川委員長>
まあ、よろしいかな。では、戻っていただいて。まあ、所感でもなんでもいいですからどうぞお願いします。
<岡本職務代理>
みよしの麻谷の作品本物かどうかというのは私では分からないのですがいろんなお話を聞いてみて大変立派な作品であるというのが分かりました。ぜひ購入をしていただきたいなと思います。
<石川委員長>
他の方は、どうですか?
<酒井委員>
なかなか分からんで山水画は。絵は嫌いじゃないのですけど。
<石川委員長>
いわゆる絵の仲間、例えば梅逸だとか、そういう横の作品は、ちらほらあったけど、今回のように、頼山陽という、佐久間象山やあるいは吉田松陰だとか、そういった連中と付き合いのあった、あの尊皇思想の第一人者その人とつながりがあったということを私は意外に思ったわけです。でも、人を介して、例えば梁川星巌などと交流があったから、そういう人との関係から京都で交流があったと考えられるという話でした。確かに、頼山陽は、京都にしばらく居て、それから江戸へ行って、また京都へ来ている。麻谷もあちこち放浪して京都にしばらく居た。そのときのつながりかなと思ったわけです。絵の良し悪しは私にはわかりませんが、交流という意味からも、これはいい作品だなと私は思いました。鈴木さんどうですか?
<鈴木昭委員>
僕ら絵心がないで郷土の画人なので、まあお買いになったほうがええなあと。僕らまあ絵心がないもので。
<石川委員長>
はい。
<鈴木昭委員>
分かりません。
<石川委員長>
鈴木さんどうですか?
<鈴木睦子委員>
あの頼山陽の字の迫力、それに受けて彼がかいたということでそれが良くわかる。頼山陽の字はすごい迫力があると思うのでこの2点同時に購入するのは意義があると思います。
<石川委員長>
購入の是非ということで審議しておるわけですが、購入について諮問を受けていますので、その答申を購入、是であるということでよろしいですか。
<全委員>
異議なし。
<石川委員長>
では購入は適当であると答申いたします。
<事務局>
ありがとうございます。
<石川委員長>
教育委員会、教育長さんにそのように答申をお願いいたします。ではその他の説明をお願いします。
<事務局>
はい、資料館長神谷です。資料の5ページをお開き下さい。歴史民俗資料館の常設展示室は、昭和57年11月に開館して以来、33年以上開館当時のままになっております。また、本市及び資料館の目玉と言える猿投窯について、常設展示室ではご覧になれない状況となっております。そこで、このたび常設展示室をリニューアルすることとなりました。資料の絵はそのイメージ図でございます。今回のリニューアルでは、猿投窯に重点を置き、充実した内容となっております。常設展示室の入口を入りますと正面に、巨大な窯模型があります。この模型は実際の窯を実物大に復元したものです。この模型は焚口から窯の中を覗ける体験型となっており、リニューアル展示の目玉となっております。次のページ、6ページに窯模型の断面図がありますので、ご参考にしてください。そのほか、手回しろくろや触れるコーナーなど子ども達でも分かりやすい内容で、郷土の歴史を学んでいただきます。古窯の他には、福谷城の出土品、食や生活のための道具などの資料と模型などで分かりやすく展示します。最後7ページでございますが、2階の特別展示室のイメージ図です。古窯関係を撤去するため、企画展・特別展に特化した展示ができるものと思います。このリニューアルによって、更なる入館者増進を期待するものであります。以上説明とさせていただきます。
<石川委員長>
御承知のように5月の第1回保護委員会で、本年の重点事業として展示リニューアルが挙げられていました。その後一年間いろいろと事務局のほうでは専門家を交えていろいろと考えられて、基本的には古窯を1階の常設におろして、2階は企画展示ということです。年に4回というと一年いつも何かの展示がある、そんな形になると思います。これが、一応素案です。これを基に28年度に予算をなんとかとっていただいてこれをやると、そういうことです。この図を見ていろいろ皆さんご意見もあると思います。いままで、あちこち見てきましたので、この素案をじっくり眺めていただいてご意見をだしていただきたいと思います。
<部長>
これができるのはいつか。
<事務局>
リニューアルは4月から始めまして、模型の制作とかパネルとか展示施設を作っていただいて秋ぐらいから2階の展示室から始めて28年度年度末までには完了します。
<部長>
今度見ることができるのは、29年の4月からか。
<事務局>
はい、29年度当初4月からという風に考えております。
<教育長>
じゃあ、今年一年間展示というのは
<部長>
やるのだよね、三回は。
<事務局>
展示は行います。ただ、企画展のほうは、秋の展示を一回お休みさせていただく予定です。冬には1階の常設展示室を改修しますので、常設展示室は閉室とし、特別展示は行っていきたいと思っております。
<教育長>
この議会で予算が認められれば、5千万ちょっとだったかな。
<事務局>
4,860万です。
<部長>
設計施工だと5千万じゃないのか。設計は今年で終わっているのか。委託だな。
<事務局>
設計委託は27年度予算でいただきまして、はい。
<部長>
写真でいいじゃないのというのがあったのですが、市長復活でなんとか模型を入れてもらうようにしましたので。
<岡本職務代理>
私たち文化財保護委員で研修をいろいろあれですよね、いろんなところへ連れて行っていただいて、あー、ああいうものもいいな、こういうものもいいな、みよしはなかなか変わらないなとそういう会話をしておりましたけど今回こんな風にすばらしい体験型をいれていただけると、子ども達も大変よろこびますし、大変理解が早く進めると思いますのですごく楽しみにしております。
<教育長>
この間予算のとき、最初写真パネルでいいじゃないかという風だったのですけれど、写真じゃちょっとという風で、あの模型のようにしてもらいました。
<石川委員長>
常設展示の半分は古窯だなあ。2階のやつがここへ来るのは確かにいい。常設展示室に入ったところに、大きなジオラマがある。その向こうに平成、昭和あるいは戦後などのいわゆる生活用具の流れがある。右の方はどういう風かちょっと分かりませんが、例えば、みよしの歴史で、中世はなんといっても福谷城の攻防が、中世のみよしにとって一番の大きな出来事であったと思う。今は発掘の遺物が展示してありますけれど、それがリニューアルでどう生かされるか。それから戦後になるとやっぱり土地改良や開拓、愛知用水を引いてえらい変わった。ずっと前にみよしのため池の展示があったけど、それを見ると市内には100以上のため池があったということですが、それが愛知用水で必要なくなって、今は平池だ、上ヶ池だと名前だけが残っているということも多い。この福谷城と開発が大きな出来事だと思う。市内には開拓碑というのがたくさんある。どれくらいあるでしょうか。東山の児童館に建っとるのが一番新しい。古くは福谷などにもある。高嶺にはあんな大きな開拓碑が建っている。弥栄も宝栄もある。これらを地図に書き入れるだけでもいいかなと思う。
<事務局>
資料館長神谷です。先ほど委員長の言われました中世の福谷城でございますが、5ページの絵の右上の方になりますが、ここが福谷城の出土品等を展示するスペースとなっております。併せて福谷城の地形模型もここへ展示する予定になっております。
<部長>
右から回っていくのだな。
<事務局>
そうです。時代を追っていくという形で。それから、古窯ばかりというわけにはいきませんので、一番奥の左側ですが、こちらは、戦前、戦後、現代という風で近世の生活用具などの展示をする予定です。それからまたあの愛知用水ですが、ここにはちょっと予定はしていないですが、またパネル等でも紹介していこうと思っております。以上です。
<事務局>
はい、わかりました。何かご意見がありましたらお願いいたします。
<部長>
まあ、設計ができちゃっとるわけだね。だいたい、これに合わせて。委託工事に入っていく。
<石川委員長>
とにかく大変な仕事だと思います。資料館が57年にオープンして、部分的にはちょっと変わってはおるけども、ほとんど中はそのままです。みよしの資料館のモデルとなったのが、大府ですが、大府に研修で行ったら、既に改修されていた。隣の豊田市も今度は変わる。陣中にある狭い資料館が、豊田の東高校跡地へ移る。あの一画に博物館ができると、美術館があって、市民会館があってと文教地区になる。あちこちでそういう模様替えがなされておるから、やっぱりみよしもお互いに智恵を出していただいてよそに負けない資料館であってほしいな、そんな風に思います。
<酒井委員>
よろしいでしょうか。生涯学習課でいろいろ塩の道とか美術館巡りだとか自然観察をやりましたけれど、一番僕らが中学校のときに柳川君たちが越してきてちょうど昭和40年前後、前ぐらいかな、東京オリンピックの頃に2万人ぐらいだったですかね、今が6万ということで、話して一番通じないのは、なんで境川。尾張と三河という意識がない。知らないのですよ。よそから越してきた人みんな。生まれた人も知らない。大人の人、僕より年上を連れてって名古屋の美術館だとか、犬山の方に行くときに、何で境川というか知っていますかと聞くときに、ぽっとこたえられる人がほとんどおらん。で、さっき福谷城の話もでましたけど、やっぱりあのひとつのそういうね、古戦場めぐりというのを僕らやりましたけど、なぜ、この尾張と三河が境川を挟んで戦ったのかという部分は学校やなんかで知ってほしいなというのはありますね。もう一つは、愛知用水。あの、日進や長久手に行って、いろいろ史跡を見てきても、すぐ横に愛知用水が流れているのだけれども日進も長久手も東郷もこの水使えませんよ。みよしが使えるだけですよ、この辺で。なんでだっていう部分、それがあってみよしの発展があると僕は思っています。そういうことをやっぱり教育長さんみえるので、学校やなんかできちんと教えてもらいたい。それがあって工場が発展して、農業もね。僕らも今でも覚えているけど、あの、僕らが子どもの頃、名古屋の枇杷島市場にきなうりや大根やかぶらをもってって出来たのは愛知用水があってそれであの水をきちんと使えたから、いいものが運べたと、で同じような地形の日進、長久手、東郷はそういうのがなかったもので、乱開発にあっているわけですよね。みよしはもともと山林だったところを、みんな耕して農地にしてという部分があって、それがみよしの百姓さん農業やっていた人たちが、財力をもってやっていたという部分があって、それがみよしの発展のもとだと思っていますので、そういうこともちょっとあの展示に入れていただけるとありがたいかなと思っています。これ一番大事だと思っています。みよしが発展してきたのがね、昔の人が苦労して今の土台を築いてその上に6万の住みやすい都市ができているけども、その辺をねもうちょっと苦労してきた人の話をいれてほしいなと思っています。案外知らないのね。
<鈴木睦子>
それに付け加えてみよしがまた次へ発展するのに豊田新線の鉄道がきたということもすごい大きな人口変化をもたらしましたし、大きなことだったと思うので、そういうのも大事かなと思います。
<事務局>
貴重なご意見ありがとうございました。常設展示でそれらすべてを紹介していくというのは難しいかもしれませんが、企画展等で紹介するなどしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
<石川委員長>
私どもも任期が終わるけれども、なおいっそうこのリニューアルについて、いろいろとご意見、問題提起等、どんどんと資料館に言っていただきたいと思います。では、その次の説明をお願いします。
<事務局>
資料館長神谷です。それでは、あいち山車まつり日本一協議会について説明いたします。愛知県は山車まつりの行事が多数存在し、県の魅力の一つとなっています。山車まつりの保存継承を図るとともに、山車文化を県内外に発信するため、あいち山車まつり活性化事業として、県及び山車まつり所在市町村及び保存会によるあいち山車まつり日本一協議会が発足することになりました。市内で行われています新屋、三好上、三好下の祭礼に関する情報を、県一体となって発信することにより、観光に寄与するとともに、交流により他の地域の情報をえることができますので、有効と考え、本市も加盟してまいります。お手元のあいち山車図鑑、卓上カレンダーは協議会がPR用に製作されたものですので参考に配付させていただきます。以上説明とさせていただきます。
<石川委員長>
この立派な図鑑を、皆さん帰られたらじっくり、それぞれの市町村の山車を見ていただきたい。山車の特徴、大きく分けると犬山型、名古屋型あるいは知多、半田を中心としたものなど、お互いに似たような、いわゆる拠点がある。この図鑑にあるのは指定の有無ということについては一切関係ない。新旧、例えば、半田。30何台あるけど、ほとんどみんな新しいです。だから、新屋がここに出てきているけれども、大手をふってここに活躍していただきたい。
<事務局>
みよし市は45ページと46ページに紹介されております。
<石川委員長>
三好の上、下、新屋も提灯がたくさん付く。図鑑を見ると提灯をぶら下げているところが割合少ない。もともとみよしの場合、お車を奉納したのは、新屋の天王神社です。天王神社に三台が集まっていたけれど、明治の頃ちょっとした事故が起きた。あの頃は狭い道を行ったわけで、当然だと思うけれど、上と下の山車が田んぼへ落ちた。そういう事故があって、上、下については八幡社に変わった。そういう古い歴史がある。天王神社、いわゆる津島の系統を引いているから、上にこんなにたくさん提灯を付ける。三好池の舟も同じようなもので、他にはちょっとみられない。そんなようなところもじっくりとみていただきたいなとそんな風に思います。
全体を通して何かありましたか。
<岡本職務代理>
委員長さんがいろいろ説明してくださって、私はいつも何も知らずに参加させていただくのですが、
委員長さんみたいな方が、講演とかお話をする機会を私どもだけではなく子ども達とかいろんな人に委員長さんの話をお話しいただく会があればいいなといつも思っています。委員長さんがたくさんのみよし市民に向かってお話をしていただけるといいなとそう思っています。
<教育長>
また講座をぜひ始めていただいて
<石川委員長>
そんな心も体も震えちゃう。
<教育長>
とんでもないですよ。昨年石川先生が県の表彰を受けられたというのを紹介してください。
教育功労章だったかな。教育功労で県の表彰をうけられまして、みなさんにご披露してなかったので。
<石川委員長>
皆さまのご支援によって、一昨年愛知県教育委員会から教育文化に貢献したということで、だいぶ大きな賞状をいただきました。それから、昨年は県のやはり教育文化の表彰ということで声をかけていただきました。教育文化の中で文化財の面では県下では2番目でした。
鳥居鐐一さんが産業で表彰されたので、みよしでは鳥居さんと私の二人でした。私がいつも口にしているようにこんな超高齢者でもやっていて大丈夫か、そんなお叱りもいただきそうだったのですが、昨年、一昨年と恥ずかしながら教育長さんにご支援をいただいて表彰をいただきました。ありがとうございました。それを励みにもっともっと生きたいなとそういう風に思っております。
<教育長>
今日は任期の最後ですが、みなさんご再任ですので、来年からまた二年お願いしますね。
<石川委員長>
そのほかによろしいでしょうか。
<部長>
教育部長の塚本です。長年勤めてまいりまして、38年間勤めているのですが、この3月31日で退職させていただきます。みなさまにはいろいろお世話になりました、ありがとうございました。
<次長>
私も同じく3月31日をもって退職ということになりました。2年間教育のほうにはお世話になりました。
<全員>
おつかれさまでした。
<典礼>
今日はいそがしいところありがとうございました。本日予定されました議事はすべて終了いたしました。これで、平成27年度第2回文化財保護委員会を閉会します。

 

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