みよし市ホームページ > 市役所の組織 > みよし市福祉・医療・介護長期構想策定会議 > 第1回みよし市福祉・医療・介護長期構想策定会議結果
最終更新日:2016年2月23日
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次の附属機関などの会議を下記のとおり開催した。
附属機関などの名称 |
みよし市福祉・医療・介護長期構想策定会議(第1回) |
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開催日時 |
平成27年7月28日(火曜日)午後1時15分から2時45分まで |
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開催場所 |
みよし市役所3階研修室1・2 |
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出席者 |
松岡宏、木戸友二、新谷千晶、谷端浩明、天石惇郎、鈴木睦子、 小林一夫、野々山勝利、児玉文子、梶原由美子
増岡総一郎(健康福祉部長)、小野田朗(健康福祉部次長)、 深谷真由美(高齢福祉課長)、加藤清二(福祉課長)、 松谷幸市(健康推進課長)、江坂良子(健康推進課主幹)、 廣瀬敏文(子育て支援課長)、溝口洋(みよし市民病院管理課長)、 岡田高行(高齢福祉課)、近藤隆彦(高齢福祉課)、 山村靖彦(株式会社サーベイリサーチセンター) |
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次回開催予定日 |
平成27年9月下旬 |
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問合せ先 |
健康福祉部高齢福祉課 担当者名 岡田 電話 0561-32-8009 ファクス 0561-34-3388 メールアドレス kourei@city.aichi-miyoshi.lg.jp |
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下欄に掲載するもの |
・議事録全文 |
要約した理由 |
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会議経過 |
(1)福祉・医療・介護長期構想の趣旨について 事務局:資料2ページを説明 今わが国は本格的な高齢化時代を迎えています。いわゆる団塊の世代といわれる方々も、平成37年には75歳以上の後期高齢者となります。 「若いまち」と言われている本市においても、高齢化は確実に訪れます。 高齢化の進展に伴い、福祉・医療・介護の需要は今以上に増大します。持続可能な福祉・医療・介護体制を構築するためには、早い段階から将来を見越した計画作りの必要が求められています。「地域包括ケアシステム」を、療養する高齢者だけではなく、子どもを生み育てる人たち、障害のある人々などを含む全ての人々の生活を地域で支えるものであると考え、このシステムの構築のため、長期的な視点を持った、福祉・医療・介護が互いに連携した、長期構想が必要と考えます。 本市では、福祉の領域に関しては、福祉課、高齢福祉課、子育て支援課が、医療や保健の領域に関しては、市民病院、健康推進課が、介護の領域に関しては、高齢福祉課が中心となって推進して来ました。各課ではそれぞれが、現状分析や将来推計を行い、施策を立案してきました。これらの計画は、比較的近い将来を見通したものであり、それぞれが独立して計画を策定したものです。 長期構想では、各課において取りまとめられたこれらの計画を長期的な視点で見直し、また、福祉・医療・介護の連携を進めていくこと主眼に、課題の解決を目指すものです。具体的なポイントとして、「どのような方法で連携を強化するか」、「どのような成果を求めるのか」、「専門職の協働をどのように進めるのか」と考えています。また、目標年次としまして、現在の個別計画が概ね3年、5年、10年と比較的短期間のものであります。 長期構想としては、さらにその先を見越す必要があると考え、20年先の平成47年までを長期構想の目標年次として考えています。 部長:事務局で考えているのは、各課が持っている各計画を長期的な視点でとらえることと、相互連携が必要な部分は何かを考えていきたいということです。どのような成果を求めるのか、どのような指標が適切かを考えていく必要があります。深刻な状況が想定される今後について、どのような取り組みが必要であるかを考えていきたいと思います。
(2)今後のスケジュールについて 事務局:資料3ページを説明 本日、第1回目の長期構想策定会議を開催した後は、8月に関係する事業所等のヒアリングを実施し、9月に2回目の長期構想策定会議を予定しています。 3回目の長期構想会議は11月を予定しており、この会議で長期構想の中間成果的なものをご提示したいと考えています。 3回目の会議後にパブリックコメントのための準備を行い、来年2月から3月にかけてパブリックコメントを実施し、広く市民の皆様からご意見を伺います。 パブリックコメント終了後、4回目の長期構想会議を3月に実施し、パブリックコメントの内容も反映した最終的な長期構想として取りまとめる計画です。 委員の皆様におかれましては、今回を含めて、全4回の会議にご出席をお願いすることになりますが、ご協力賜りますようお願いいたします。 部長:2つの資料説明が終わりましたが、何か質問がありますか。 (特になし)
(3)長期構想の基本的な考え方 事務局:別添資料を説明 始めに『1.福祉・医療・介護の長期構想の基本的な考え方』について説明させていただきます。2ページ、3ページをご覧ください。冒頭の趣旨説明等の内容と重複するものでありますが、再度簡単に補足説明をさせていただきます。基本的な考え方といたしまして、現在それぞれの所管課で策定しています「健康増進」、「高齢者」、「障がい者」、「こども・子育て」の各個別計画ではフォローしきれない、中・長期的なビジョン、連携に関する課題を明らかにするものです。本市では現在、「(第2期)地域福祉計画」、「(第3期)障がい者計画」、「(第4期)障がい福祉計画」、「(第2次)健康みよし21」、「(第6期)介護保険事業計画」、「(第4次)児童育成計画」を基に、福祉・医療・介護に関する各施策を実施しているところですが、比較的短い期間を視野に入れたものです。そこで、より長期的な視点と、福祉、医療、介護が互いに連携して課題の解決を図るための計画の立案が必要と考えます。 次に『2.各課の計画の視点』及び『3.国の方向性』であります。 4ページ、5ページをご覧ください。各計画の、「基本理念」、「基本目標」、「重要ポイント」、及び「各課が考える連携に関する将来の課題」についてまとめたものです。 次に、6、7、8ページをご覧ください。こちらは、福祉・医療・介護の各領域に関する現在の『国の方向性』を記載させていただきました。 『2.各課の計画の視点』と『3.国の方向性』を合わせて、福祉課から順次、所管課長が説明させていただきます。 福祉課 説明 『2.各課の計画の視点』 ・地域福祉計画 ・第3期障がい者計画 ・障がい者福祉計画 『3.国の方向性』 ・地域福祉計画 ・障がい者福祉 健康推進課 説明 『2.各課の計画の視点』 ・健康みよし21 『3.国の方向性』 ・健康づくり 高齢福祉課 説明 『2.各課の計画の視点』 ・第6期高齢者福祉計画兼介護保険事業計画 『3.国の方向性』 ・高齢者福祉 子育て支援課 説明 『2.各課の計画の視点』 ・児童育成計画(第4次) 『3.国の方向性』 ・子ども子育て支援 9ページをご覧ください。『4.福祉・医療・介護の連携』について、図示させていただきました。福祉・医療・介護の、主に連携を主眼に各領域の抱える課題と連携に関しての課題を列挙しました。福祉の領域では、インフォーマル・サービスの推進、地域の支え合いに関すること、医療の領域では、在宅医療の推進や福祉・介護との情報共有、介護の領域では、医師との連携、医療知識の不足などが課題と考えます。各領域の連携に関する課題としては、かかりつけ医・かかりつけ歯科医・かかりつけ薬局に関することや、予防から急性期、回復期、地域生活期までの連携の確保などが考えられます。特に連携に関する部分は、今回の福祉・医療・介護長期構想の主要な検討部分になると考えます。 次に『5.長期構想の策定プロセス』についてご説明させていただきます。 10ページをご覧ください。地域福祉、高齢者福祉、障がい者福祉、子育て支援、健康づくりなどの関連テーマを集約し、各個別の計画で実施したアンケート結果などによる現状分析を行います。平行して、将来人口及び医療、介護など需要予測を行います。次に関係者ヒアリングによるサービス現場での現状把握を行い、これらに基づき、課題の洗い出し及び対応策の検討した後、地域包括支援センター主要施策の立案をし、長期構想案としてとりまとめます。パブリックコメントを経た後、長期構想の策定となります。 次に『6.各種指標』についてご説明させていただきます 11ページをご覧ください。ここでは人口問題研究所の人口推計値を記載させていただきました。このグラフは平成72年(2060年)まで示してあります。長期構想の期間内である、平成47年(2035年)までは一貫して人口は増加していくと考えられています。一方、0-14歳は2010年でピークを過ぎ、15-64歳も2025年がピークであるのに対して、逆に65歳以上の高齢者数は上昇していき、高齢化率も年々上昇して行くことが見込まれています。 次に12ページをご覧ください。参考として、本市の各種指標を国との比較で挙げさせていただきました。今回の長期構想と関係が深いと思われる指標につきまして、高齢化率は国の指標が22.8%であるのに対して、本市の高齢化率は13.6%となっています。ま現時点では国よりも恵まれた状況であると考えます。一方、人口千人当たりの、病院・診療所数は国が0.777であるのに対して、本市が0.6999となっています。ただし、この数値は2011年のものでありますので、現在ではややことなった状況になっているのではないかと推測されます。参考として、添付させていただきました。以上、「福祉・医療・介護長期構想策定の基本的な考え方他」の説明とさせていただきます。 部長:市の各種計画の概要や市の現状を説明いただきました。国の平均とくらべると、みよし市は20年ほど遅れているが、今のうちに急激な高齢化に対する準備が必要です。何かご意見やご質問がありますか。 木戸委員:言葉の意味についてです。「地域包括ケアシステム」という言葉がありましたが、厚生労働省が示す言葉の意味と事務局の説明がやや異なるもののように感じましたので、もう少し説明してください。 事務局:市民が地域で安心して生活できるシステムをつくることが地域包括ケアシステムだと思います。療養する高齢者という言葉がありましたが、すべての高齢者が対象になりますし、さらには、高齢者だけでなく、子どもも含めたすべての人が地域で安心して暮らせる環境づくりをめざしていく視点を含めて地域包括ケアシステムをイメージしています。 木戸委員:一般的には、医療と介護の連携をどうするかという視点で使われる概念だと思いますが、今回の検討でみよし市がどのように位置付けるのかが問題かと思います。 新谷委員:たしかに厚生労働省はそういう意味で「地域包括ケアシステム」という言葉を用いていますが、市民の目線からいえば、事務局が言うように、すべてのみよし市民が安心して生活できる地域をどう作るのかという捉え方なのではないかと思います。これからは、市民一人ひとりが入っていかないと実現できないので、市民に対してどのような意味で発信していくのかを考えることが大切だと思います。 松岡委員:国の言うことではなく、みよし市の考え方で基本的には良いと思います。ただ、言葉としては混乱を招く可能性もあるので、独自の言い方にする等の工夫が必要かもしれません。 部長:みよし市としては、高齢者だけでなくすべての市民を含む内容で考えているので、そういう位置づけで表現していく必要があると思います。 事務局:日本看護協会と愛知県医師会は、こうした広い捉え方を提唱しています。みよし市も、そうした考え方を取り入れていきたいと考えています。 部長:今回は、最初の会議ですので、みなさんからご意見いただければと思います。 鈴木委員:高齢者と障がい者にかかわっていますので、今後、みよし独自の地域包括ケアシステムができるとよいと思います。 小林委員:老人クラブでは、友愛活動の推進が必要だと思っています。高齢者の力を活かしていく社会づくりが必要だと思いますが、友愛活動を行っていないクラブが増えているのが現状です。 野々山委員:勉強させていただきながら、参加させていただきたいと思っています。 児玉委員:私立幼稚園代表として参加させていただいております。人口が減少している中、保育サービスの重要性が増すものと思いますが、どうしても高齢者福祉が中心となっている印象も持っています。一緒に考えていきたいと思います。 梶原委員:介護・医療というと、高齢者の課題となりがちですが、子どもや障がい者にも必要な施策です。すべての市民を対象とした考え方で検討していただきたいと思います。 天石委員:市民がみんなで支え合っていく風土の醸成が必要だと思っています。高齢者は、面倒を見てもらうだけでなく、子どもの面倒を見るとか、生産活動に従事する等、積極的に社会参加してほしいと思います。 谷端委員:医療や介護はお金がかかるので、その前に健康を維持することをもっと考えなければならないと思います。そのためには、皆で健康になろうとする意識を高めることが必要です。介護予防や様々な健康づくりの機会がありますが、移動手段がなくて参加できない人もいるので、そういう点も考えなければならないと思います。 新谷委員:市民がもっとまちづくりに参加してほしいというNPO活動を行っています。20年先の構想づくりへの参加ということで、少し不安を感じていました。しかし、先日、安城市の地域福祉の状況を視察させていただきましたが、話を聞くと18年前からやっているとのことでした。時間がかかることなので、長期的に考えていく必要があるのだと感じました。 木戸委員:豊田市で、地域包括ケアを実現しようと取り組んでいます。この地区は、診療所がなかったので、老人ホームの中に診療所を作るということを行いました。中山間地では、サービスがないこととともに、移動手段がないということも大きな課題です。そうした人たちをどう支援するのかが重要です。自助努力がないと住みやすい地域になっていきませんが、やはり自助・共助・公助が必要だと思います。地域が力をつけていかないと、誰もやってくれない時代だと思います。 松岡委員:医師会の理事として、この地区の医療の問題に関わってきました。この地域の医療と介護の間の距離が開かないように努力して取り組んできました。今回の委員のメンバーをみても面白い会議だと感じています。今日の資料に記載されている文言は素晴らしいと思うが、実際にどこまで実行できたかを評価してほしいし、質の確保も考えていってほしいと思います。
(その他) 事務局:次回は、9月の最終週または10月の頭になる見込みなので、都合が悪い場合はお知らせください。 |
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