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最終更新日:2023年5月16日

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平成23年第4回みよし市議会定例会

写真:久野市長

みよし市長
久野知英

市長あいさつ 

おはようございます。
開会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

本日ここに、平成23年第4回みよし市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、師走を迎え、何かとご多用の中、ご出席を賜り、開会できますことを厚くお礼申し上げます。

本年を振り返りますと、3月には東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による大津波、そして、福島第1原子力発電所の爆発事故など「未曾有の大災害」、夏には梅雨時から続いた猛暑による「熱中症被害の続出」、9月には台風12号、15号の大雨による河川の氾濫や土石流などの「災害の発生」、また、原発事故の影響を受け、浜岡原子力発電所の運転停止により、夏場の電力不足が懸念されたことから、日本自動車工業会が自発的に7月から9月にかけて、土日操業へと変更されるなど、突発的な災害の発生や、身近な生活を脅かす社会問題が多発し「安全と安心」について、今年は今までに類を見ない1年であったと痛感させられました。

安全・安心の確保は、皆さまの願いであり、生活に直結する極めて重要な課題であります。思わぬ時にやってくる地震や津波、風水害などの自然災害を完全に封じ込めることはできません。これまでは「防災」が基本でしたが、災害を100%防ぐことは、人間の力ではとうてい不可能であるということを、東日本大震災で思い知らされました。今後はその前提にたって、できるだけ被害を少なくする「減災」への取り組みが、より重要となってきております。

こうした中、総合計画の基本構想に掲げた“みんなで築くささえあいと活力の都市(まち)”を目指して、福祉施策や少子高齢化対策、環境対策など、市民生活に関わりの深い事業につきまして、重点的に取り組んでまいります。

ここで、現在、編成作業を進めております、平成24年度予算の編成方針について、若干、述べさせていただきます。未曾有の大災害をもたらした東日本大震災、加えて超円高などにより、この地域の経済に与えた影響は非常に大きく、税収が回復するまでには、相当の時間を要すると思われます。自動車という世界的な製品を扱う企業が集まる本市も直撃を受け、多くの企業および労働者に深刻な影響を及ぼしました。

また、11月8日に発表されたトヨタ自動車の2011年9月中間連結決算で、中間期として2年ぶりに営業赤字になりました。これは東日本大震災により、部品調達網の寸断で、部品不足に陥ったことにより自動車の生産台数が減ったことに加え、歴史的な円高が進み、輸出の採算が悪くなったことが影響したもので、営業利益325億円の赤字に転落したものです。

高値水準となる超円高と世界景気の変調は、東日本大震災からの挽回を急ぐトヨタ自動車の業績回復ペースを大きく鈍化させております。合わせて、50年に1度といわれるタイの大洪水で、現地に進出する自動車などの日系企業400社が被災し、サプライチェーン、いわゆる部品の調達・供給網が寸断され、操業停止に追い込まれました。生産の海外シフトが進む中、タイの洪水被害による悪影響が、国内生産にも及んでおり、今後の業績に大きなマイナス要因となってくることは確かであります。

自動車関連企業の大幅な減益は、わが市の主要財源である法人市民税に直接影響を及ぼすものであり、今後も極めて厳しい状況が続くものと見込まれます。

このような財政状況の中、来年度の予算の大綱として、「市民と行政の協働によるまちづくり」、「計画行政と行政改革の推進」、「健全財政の推進」の3点を掲げ、重点項目として「環境と人にやさしいまちの推進」、「安全で快適な住環境の整ったまちの推進」、「誰もが安心してでかけられるまちの推進」、「地域力を高めて安全で安心して暮らせるまちの推進」、「安心して子どもを産み育てられるまちの推進」、「豊かな心と個性が輝くまちの推進」の6項目を施策の柱として、事業の必要性、緊急性を考慮し、精査してまいります。

また、厳しい中にも、安定した財政運営が維持できるように、計画的に積み立ててまいりました、財政調整基金と目的基金を有効に活用するとともに、新たな財源確保に努め、平成24年度の予算編成に取り組んでおります。

平成23年も残すところ、1カ月を切りました。3期目の折り返し点を迎え、あらためて議員各位を始め、市民の皆さまのご理解とご協力により、市政を推進することができましたことに、心から感謝を申し上げます。

「信頼と協働」をキーワードに “新たなる歴史への挑戦”として、柱となる6つの政策、65項目の取り組みを公約に掲げ、マニフェストとして発表し、今日まで実行してまいりました。折り返し点に立ち、完全実施を目指すことを再度、お約束し、いつまでも住み続けたいまち、「住んで良かったと実感できるみよし」のまちづくりに向けて、誠心誠意、全力を傾注してまいりますので、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

さて、今定例会に提出いたします議案は
○条例の制定及び一部改正7件
○一般会計及び特別会計補正予算6件
○物品の買い入れ1件
○規約の変更2件
○人権擁護員の推薦1件
の17案件です。

補正予算に計上させていただいた主な事業は、子ども医療費支給事業や後期高齢者福祉医療費給付金支給事業、生活保護扶助事業など、健康で安心して暮らし続けられるまちとしての事業、病院事業会計にかかる医事業務委託や給食業務委託などの債務負担行為を計上させていただきました。各議案の詳細につきましては、副市長ほか、担当部長よりご説明を申し上げます。

最後になりましたが、提出いたします各議案につきまして、慎重審議のうえ原案どおり可決・決定いただきますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。

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