最終更新日:2023年5月16日

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平成19年第2回三好町議会定例会

写真:久野知英町長

三好町長
久野知英

町長あいさつ

おはようございます。
開会にあたりまして、一言あいさつを申し上げます。
本日ここに、平成19年第2回三好町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとご多用の中、ご出席を賜り、開会できますことを厚くお礼申し上げます。

 

さて、私がこの立場を与えていただいて以来、町民の皆さまのご意見やご提言などを直接お聴ききするため毎年開催しております「皆さまと語る会」でありますが、本年度は極めて重要な案件であります「自治基本条例」と「第六次三好町総合計画」について“ともに力をあわせて築く新しいまちづくり”をテーマに皆さまのご意見やご提言を集約する会として、去る5月25日の上ケ池区を皮切りに、昨日開催の三好下区まで、9つの地区で開催させていただいております。
お寄せいただいたご意見やご提言は、皆さまとの「協働」による“新しいまちづくり”を推し進めるうえにおいて大変貴重なものと受けとめております。

 

なお「皆さまと語る会」の冒頭におきまして、本町の緊急課題であります「町制施行50周年記念事業」「市制施行の方針」そして「庁舎の耐震改修」の3点につきまして、私の考えをお示しいたしております。
まず「町制施行50周年記念事業」についてでありますが、来年度、町制施行50年の節目の年を迎えるにあたり、皆さまとともに50周年を祝い、そして50年の歴史を振り返るため「町制施行50周年記念事業」を実施するものであり、多くの町民の皆さまが参加でき、かつ簡素な事業を考えています。具体的な事業内容につきましては、皆さまの参画をいただき組織する「町制施行50周年記念事業実行委員会」において決定させていただく旨の説明をいたしております。

 

次に「市制施行の方針」でありますが、平成17年11月に実施したアンケート結果に基づき『町制』の継続を決定し、町制施行50周年を目標年としたまちづくりに取り組んでまいりました。
しかしながら、一つに道州制に関する議論が進む中、政府においては道州制担当大臣が設置され、愛知県においても県議会の「地方分権・道州制調査特別委員会」において審議が進み、神田知事も道州制に前向きな姿勢を示されており、こうした状況において、本町としても市へとステップアップし、さらに自治力を強化しておくことが肝要と考えること。
二つには市町村合併に伴い町村数が57団体から28団体へと半減し、町村長で構成する町村会の発言力が弱まっており、本町の特性や特色や生かしたまちづくりを推し進めるためには市に移行することが賢明であること。
三つには本町の人口は、第五次総合計画の人口推計を現時点において約5千人上回る増加をみており、今後も増加が見込まれること。
このように、町のままでのまちづくりを決断した当時と比べ、本町を取り巻く情勢が大きく変わってきたことから『市制』へ移行すべきが適当であると判断し、平成21年度以降の早い時期での市制施行に向けて、本年度から準備に取り組む考えであることをお示ししております。

 

「役場庁舎の耐震改修」につきましては、役場庁舎東館が昭和38年、西館が昭和54年に建築されたものであり、いずれも耐震改修が必要となり、当初計画では、防災対策、行政需要の拡大、会議室の不足などの現状も踏まえ耐震補強と併せ増床による耐震改修の方向で検討しましたが、増床を含む耐震改修は工法的にも困難であり、多額な費用を要することが判明しました。
このため、東館は建築後44年が経過し、電気、空調、給排水などの設備が老朽化し、維持管理費がかさむことから建て替えによる整備を、西館につきましては、東館と比較すると新しい施設であり、耐震化に併せてリニューアルし、図書館を含む複合施設として活用する考えです。
町民の皆さまの生命と財産を守るための防災拠点となる施設であり、早急に整備したいと考えていることをご説明いたしております。
なお、いずれも重要な案件であることから、最終的な判断につきましては、議会と協議し決定させていただくこともご説明いたしております。
皆さまと語る会は、この後も10の地区で順次開催してまいりますので、多くの皆さまにご参加をいただき、きたんのないご意見やご提言を賜りますようお願いいたします。

 

さて、梅雨入りを間近かに控え、集中豪雨や台風による風水害の発生が危惧される時季を迎えました。去る五月27日に議員各位、区長、消防団員を始め、防災関係機関の皆さまの参加と協力をいただき、水害応急対策活動の迅速化と水防体制の確立、そして防災意識の高揚を目的に水防訓練を実施いたしました。
昨年は、幸いにして集中豪雨や台風による大きな風水害は発生いたしておりませんが、訓練を通じ、応急対応方法の習得や防災意識を再認識いただき、日頃から緊急事態に備えていただくことは、防災対策において大変、重要なことであります。自然の猛威は避けることは出来ませんが、備えることにより被害を最小限に止めることは可能であります。
町といたしましても、緊急時における適切な災害に関する情報の発信に努めるとともに、町民の皆さまや地域防災組織と連携を図りながら、安全で安心なまちづくりのため、一層の防災体制の強化・充実に取り組んでまいります。
町民の皆さまにおかれましても、日ごろから防災のための「備え」を講じていただき、緊急時におきましては、災害に関する報道に注意を払っていただくとともに、地域あるいはお隣との共助による安全確保のための対策・対応をお願いいたします。

 

さて、本定例会に提出いたします議案は、

  • 条例の一部改正 4件
  • 一般会計補正予算 1件
  • 工事請負契約の締結および物品の買い入れ 3件
  • 町道路線の認定 1件
  • 財産処分に関する協議 1件
  • 経営状況および繰越明許費の報告 3件

の議案10件、報告3件であります。
一般会計補正予算では、黒笹保育園の建設事業費として73,472千円を、また障害のある方の自立を促進するための障害者自立支援事業費として8,304千円などを計上させていただいております。
上程いたしました各議案の詳細につきましては、後ほど副町長以下担当部長よりご説明を申し上げます。
最後になりましたが、本定例会に提出いたします各議案につきまして、慎重審議のうえ、原案どおり可決、承認をいただきますようお願い申し上げまして、開会のあいさつといたします。

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